ハタケ(システムエンジニア→ITコンサル)の日常とナレッジ展開ブログ

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【RPA(UiPath)】UiPathのマーケットプレイス(旧UiPath Go!)のまとめ

この記事ではUiPathのマーケットプレイス(世界中の人が役に立つ部品をアップロードしている場所)の説明とアップロードされている部品の種類について、説明します。実際に扱ってみたり、中身をみて良さそうなものを個別に紹介する部品の一覧情報は別途掲載予定です。マーケットプレイスの部品を上手く扱っていけるようになるとより開発の品質を高める事ができたり、開発時間を短くする事ができたりする事が可能になりますので、是非上手く利用できるようになって頂ければと思います。

 

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【目次】

 

1.マーケットプレイス(旧UiPath Go!)とは

冒頭で説明している通り、UiPathのマーケットプレイスです。UiPath Connectにサイトが統合されるまでは『UiPath Go!』という名称で呼ばれていました。リンクは下記に張り付けてあります。UiPath Connectというサイトの中の一つのコンテンツとして組み込まれています。部品(コンポーネント)のダウンロードには会員登録が必要ですが、無料ですので登録をしておくと良いと思います。自身が作った部品をアップロードする事もできます。また、企業としてアップロードしている会社もあります。ダウンロードする際に、すぐにダウンロードできず自分の所属企業の情報を入力してその企業に問い合わせしてから、ダウンロードする事ができる部品もいくつかあります。(おそらくそこからビジネスに繋げているのかな)

 

connect.uipath.com

 

2.マーケットプレイスの部品の探し方について

マーケットプレイスには2020年04月19日現在でなんと900もの部品がアップロードされています。数が多いとほしいものを探すのに時間が掛かってしまうのが難点ですが、下記の方法で探す事ができます。

 

〇サイト内で検索して引っ掛ける

サイト内の検索フォームで単語を入力して検索するやり方です。初期テンプレートを調べたい時は「テンプレート」と調べたりします。英語で掲載されているものも多いので、日本語と英語両方で検索するのが良いと思います。

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〇公式がお勧めで纏めているカテゴリから探す

公式が数ある部品の中から用途毎に纏めて部品を紹介しています。ほしい用途のものがこのカテゴリ(バンドル)にある時はここから探すのが良いです。

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〇全てのコンポーネント一覧から探す

全てから探すのは大変そうなイメージですが、部品の種類毎に一覧表示する事ができます。少し量が多いですが、注目のバンドルにない場合は、ここから探すと取りこぼしがないです。(検索だとキーワードに引っかからなかっただけで実はほしいものが存在している可能性があるため)

 

「信頼できるソース」という文字が入っている部品があるものとないものがありますが、文字が入っているものはUiPath社が確認して、信頼できるものと評価しているものです。企業で扱うようなものは基本的に信頼できるソースのものを扱うのが良いでしょう。また、ダウンロード数が多いのは好評である証拠なので、同じようなものがある場合はダウンロード数と評価が良いものから見ていくのがお勧めです。時間があれば全て比較してどれを使うか選べれば良いですが、結構時間かかります。

 

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3.マーケットプレイスの部品種類について

マーケットプレイスで扱っている部品は大きく下記のカテゴリに区分けされています。

 

〇カスタムアクティビティ

カスタム アクティビティは、インストールして UiPath Studio のワークフロー内にドラッグ & ドロップできるコンポーネントです。UiPath Studio に標準装備されている既定のアクティビティやアクティビティ パッケージでは対応できない部分をカバーするものです。

 

スニペット

スニペットは既製の部分的なコードで、UiPath Studio で作成したワークフローに呼び出したり、追加することができます。あらゆるユーザー、環境、そしてプロセスにおいて再利用可能です。部分的なフレームワークのイメージ。

 

〇ワークフローテンプレート

ワークフロー テンプレートは、新しいプロジェクトを素早く簡単に作成できるようにするフレームワークです。プロジェクト構成が既に確立しているため、取り組んでいるプロジェクトの種類に関わらずチームの生産性の向上につながり、モジュール性、再利用性、保守性、そして拡張性などのベスト プラクティスを可能にします。有名なAttended FrameworkとReFrameworkがあるカテゴリです。

 

〇コネクター

ネクターは UiPath 製品と他のアプリケーションとの「対話」を可能にするコンポーネント (アプリケーション コネクター) または UiPath 製品と外部データ ソースを接続するコンポーネント (データ コネクター) のいずれかを指します。AI-OCR等との連携部分を部品で提供されているカテゴリです。

 

ダッシュボード

ダッシュボードは、ユーザーが自身の環境にデプロイできる既成コンテンツで、UiPath のロボット ログをデータ ソースとして使用します。Kibana またはその他のレポーティング/BI プラットフォーム上で作成可能なものを扱っているカテゴリです。

 

〇マシンラーニングモデル

マシン ラーニング モデルは、データを使ってマシン ラーニング アルゴリズムをトレーニングした結果生成される出力データのことを指し、プロジェクト内で使用することができます。マシン ラーニング アルゴリズムとは、明示的プログラミングではなく入力データや経験から学習した知識に基づく人工知能のアプリケーションのことです。

 

〇ソリューション

ソリューションとは、UiPath のコア製品、UiPath OEM およびアドオン製品をベースに作成され、業種や職種特有のビジネス上の問題を解決する、エンド ツー エンドのプロセス自動化のソリューションを指します。作成したシナリオが規約通り作れているか自動でチェックする「workflow Inspector」やOrchestratorに対しての操作をサポートする「Orchestrator Manager」等が提供されているカテゴリです。

 

〇デモ

新しい技術や機能を利用してできることをデモンストレーションとして紹介しているカテゴリのようです。(最近追加されたものらしく公式の説明がないので、掲載部品の概要から判断)

 

〇開発者ツール

開発者用に役立つものが掲載されている場所です。最近話題のActivity Creator(カスタムアクティビティを作る用のStudio)等が掲載されています。

 

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4.マーケットプレイスの運用方法について

マーケットプレイスを利用する場合、個人であれば自由に使えば問題ないと思いますが、企業で扱う場合は、ルールを定めて運用するのが良いと思います。例えばカスタムアクティビティとスニペットは「信頼できるソース」であれば、各自でダウンロードして利用可能だが、それ以外はRPA推進チームに問い合わせや利用許可を得てから利用させる等です。ルールを定める理由としては企業毎にテンプレートを定めている場合、テンプレートを自由に扱わせてしまうと標準に沿っていないものが出来上がってしまったり、バグが多い部品を扱ってしまい障害に繋がってしまったり、ロボットの方にパッケージのインストールができておらず障害になってしまったりするためです。どのプロセスのものがどの拡張アクティビティを使っているの管理は必要になるかと思います。

 

RPA推進チームがマーケットプレイスを定期的に調べて便利なものを社内に展開していくやり方ができれば、各自が調べる時間を削減する事ができたり、使い方が難しいものはガイドを作成して補ったりする事で効率的にマーケットプレイスの部品を利用していく事ができると思います。

 

5.さいごに

マーケットプレイスに掲載されている内容を把握し、役に立つものを皆が扱えるようにするにはXAMLファイルを見る能力も必要となり、量も多いためそれなりの人材や時間が必要となります。そのようなRPA推進担当の方々向けに、今後当ブログでお勧めの部品情報を提供していくので、少しでも、役に立つ部品を見つける事ができるお役に立てればと思います。

 

 

UiPathのその他の情報はこちらにリンクが纏まっているので、他の情報も知りたい方はこちらの記事からアクセスをお願いします。

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

 

【RPA(UiPath)】UiPathのガバナンス構築まとめ

ここではガバナンス(管理体制・内部統制)の構築方法について、ご説明しようと思います。まず何故ガバナンス構築が必要なのかについてですが、一定のルールや作業の流れが定められていないと個人毎に独自の成果物を作り出したり、観点もばらばらのため確認すべき項目が抜け漏れてしまったり、セキュリティ事故を起こしてしまったりと、様々な問題が発生してしまいます。

 

また、ガバナンスが整っていない期間が長く続くと、それまでに作成された成果物の管理が大変になってしまったり、やり方に慣れてしまった人の行動を変えるのが大変になってしまうため、RPAの大規模展開を始める前には必ずガバナンスは構築すべきと考えます。では早速ガバナンス構築方法について、説明していこうと思います。

 

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【目次】

 

ガバナンス構築の検討方法

ガバナンス構築が必要である事は分かったけど、なにから手を付けていけばよいか分からないと思いますが、構築に関してPWCという大手コンサル会社とUiPath共同で執筆したガイドラインとハンドブックがあるため、やらなくてはいけない事を理解するのはこちらの情報を使う事で、可能となります。

 

資料は2種類の構成となっており、1つ目がリスク管理部門や監査部門の人が読む事を想定でつくられている「ガイドライン」とRPA開発や推進部門の人が読む事を想定で作られている「ハンドブック」の2つがあります。ガバナンス構築に関わる方であれば、全体的に抑えておく必要があるため、2つとも読む事をお勧めいたします。無料で公開されているためサイトからダウンロードする事が可能です。

 

www.pwc.com

 

ガバナンス構築方法

上記ガイドラインでやるべき事を把握したら、リスクの洗い出しと対応策の検討を行います。その後リスクを防ぐために案件推進のガイド作成や各種ドキュメントの準備をしていきます。社内に既にあるドキュメントを改造して作成していくのも良いですが、UiPathではなんとこの資料も無料でフォーマットが公開されております。既にあるドキュメントから作る際にも、考慮すべき内容が漏れていないか確認するために、資料は目を通しておくことをお勧めします。

 

UiPathはEUC(エンドユーザコンピューティング。ITにそこまで詳しくない業務担当)の人が開発することも視野に入れて、各種ドキュメントを提供しようとしています。資料は下記4つのカテゴリに分けられています。

 

  1.ビジネスメソドロジー(計画と測定に関わる部分)

  2.PoCメソドロジー(導入検討に関わる部分)

  3.導入メソドロジー(プロフェッショナル) 

       4.導入メソドロジー(EUC)

 

導入メソドロジーは計画、開発、測定全てのフェーズに関わる部分を対象にしています。現時点ではまだEUCとプロフェッショナルの資料に大きく違いもなく、何が違うのかわかる資料も展開されていないため、まずはプロフェッショナルの方をベースにしてガバナンスを構築していくのが良いと思います。

UiPathメソドロジー | UiPath

開発規約の構築について

開発規約の構築方法について、メソドロジーの初版ではコーディング規約もメソドロジー内に含まれていたのですが、現在の最新版にはメソドロジー内にはコーディング規約の資料はなくなっています。理由としては現在コーディング規約と品質評価チェックツールが纏まって別の資料となっているからです。この別の資料は下記からダウンロードする事が可能です。こちらの資料も無料でダウンロードする事が可能です。(ツールはuiPathGoからダウンロード)

 

 

開発に関わるベストな作り方もコーディング規約内に含まれており、規約通り作成できているかツールを使う事で自動でチェックすることも可能です。開発規約は汎用的な記載になっており、命名規則部分は利用者(各社)ごとに個別に定義を行う必要があります命名規則定義のサンプルドキュメントは用意されていないため、UIPathに関わる命名(StudioやRobot、Orchestrator)は別資料として定義したものを作成するのが良いです。プロジェクト名等の規則を考える上で大事な事は、大規模展開を見据えて命名を考える事です。会社全体で一元管理を後々行うのであれば、どこの部署のどのロボットなのか区別がつくようにしておく必要があります。部署名やチーム名は体制変更でいつか変わる可能性があるため、部署名等は略称や名称を扱うのではなく、部署名を識別するための番号を振った変換マスターテーブルを作って扱うのが良いと思います。部署やチームの管理負荷は結構高いので、会社で一意となる番号にする事が出来れば部署コード等は利用しない方が良い事もあります。

 

UiPathコーディング規約とワークフロー品質評価キット | UiPath

 

現在の体制のチェックについて

現在のチームに関して、どこの部分で強化や改善が必要なのか定期的にチェックする事が推奨です。UiPathではこのようなチェック観点を纏めた情報も展開しています。こちらにチェックリストがあり、チェックしていくとどのカテゴリの整備ができていないか可視化を行う事ができます。

 

UiPathデリバリーアセスメント | UiPath

 

運用規模によって整備されているべき内容は変わってきますので、現在のチーム内で対応すべき箇所は何なのかはチーム内で協議して進めていくと良いです。チェック自体は難しくできない、チェックは外部に実施して客観的に指摘ほしい場合はUiPath社に問合せして人を入れてもらうと良いです。

 

さいごに

ガバナンス構築や開発規約の構築は非常に重要なものとなります。複数の有識者でレビューをしたり、作ったものをいきなり全体に展開するのではなく、検証用の案件で実際に扱ってみて問題がないかを評価して、修正をおこなったりして完成に近づけてから全体に展開を行うやり方が推奨です。

 

 

UiPathに関わる他の情報はこちらの一覧記事に纏めています。 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

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【RPA(UiPath)】UiPathの情報収集先(リンク集)まとめ

UiPathの最新情報を調べたり、開発方法を調べたりする際に利用する情報取得先について、纏めています。「知りたい事があるけどどこを調べれば良いか分からない!」や「UiPathの主要な情報取得先は今どんなのがあるの!」という方の解決になればと思います。

 

UiPath社がUiPathに慣れていない方のために、オンボーディングガイドを公開しておりますので、UiPathに慣れていない方はこちらをまず確認頂く事をお勧めします。一部これから紹介するリンク集と情報が被っています。

 

www.uipath.com

 

情報の場所ではなく調べ方について、別の記事で解説をしているので、課題や問題の解決を行うためにはどうしら良いか不明な方は、こちらの記事も参考にして頂ければと思います。

syachiku-inu.hatenablog.com

 

 

【目次】

 

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UiPath公式サイト

製品の概要や導入事例、何故UiPathが選ばれているのか等の情報が掲載されている場所です。

 

www.uipath.com

 

【UiPath公式サイトの製品別の情報】

知りたい製品の概要をここから調べられます。

【UiPath公式サイトのソリューション情報】

業界別、業務別のUiPathの活用ポイントをこのように調べられます。

 

UiPath公式サイト(ホワイトペーパー)

UiPathを有効活用していくにあたって役に立つ情報や資料を纏めている場所です。

下記は活用をする事でかなり役に立つ情報なので、是非活用するようにしてください。

・UiPathメソドロジー

・UiPathコーディング規約、ワークフロー品質評価キット

・RPAガバナンスハンドブック

 

www.uipath.com

www.uipath.com

www.uipath.com

UiPathコミュニティブログ

UiPath技術者の公式ブログです。最新の製品情報や難易度の高いのアクティビティの扱い方や作り方が説明されています。

 

www.uipath.com

 

UiPath公式サイト(ナレッジベース)

UiPathが公表しているナレッジ情報が纏められている場所です。ライセンス認証(アクティベーション)やOrchestratorのインストールやバージョンアップ、方法等有益なナレッジ情報が纏めらています。資料として纏まっているナレッジがないか探すときはまずここを探してみると良いです。(コミュニティブログの一部に統合されたようです)

 

www.uipath.com

 

UiPath公式サイト(ニュースルーム)

メディア向けに公表している様々なニュース(新商品や事例、連携製品等)情報を掲載している場所です。適宜、ニュースがないか確認するかTwitterでUiPath Japanをフォローしておくとそこで更新を検知できるので便利です。

www.uipath.com

 

UiPath Connect(公式) 廃止(2021年1月頃)

世界中の企業と個人を繋ぐ交流サイト。後に紹介するアカデミーやフォーラム、マーケットプレイスのサイトへのリンクと各サイトに対するよくある質問の情報がある場所です。マーケットプレイスに注力する理由でコネクトのサイトは廃止されました。

 

UiPathアカデミー

UiPathの公式が提供しているオンライントレーニングを受講できるサイトです。会員登録が必要ですが、無料でレベルの高い学習を受講する事ができます。UiPathのStudioやOrchestratorやRobotの使い方等について学ぶ事ができます。はじめてUiPathの各製品を扱ってみる方は各コースを受講する事をお勧めします。随時日本語化されていっていますが、開発以外のコースはまだ英語版のみのものもあります。

 

www.uipath.com

 

UiPath Documentation Portal

UiPathのStudioやRobot、Orchestratorに加え、Activities、Task Capture、Automation Hub、Integrations等各製品の開発/利用者向けガイドが掲載されている場所です。基本、機能的に分からない事があった際は公式の情報で信頼性も高いため、こちらのガイドを確認するようになります。Qiita等の個人ブログは情報が古い可能性もあるため、一部注意が必要です。公式の情報がほしい時はこちらを見るようにしましょう。

 

docs.uipath.com

 

【ドキュメントポータルのUiPath Studioガイドの例】

言語別、バージョン別にガイドのサイトが構成されています。最新情報は英語しかない事がありますが、ブラウザの翻訳機能で知りたい事を調べる事はできるレベルかなと思います。インターネットから分からない事を調べて、ドキュメントポータルに検索結果からアクセスする事がありますが、自分が知りたいバージョンのページかどうかは常に気にするようにしましょう。

UiPathマーケットプレイス(旧UiPath Go!)

世界中の人がコンポーネント化(共通部品)したものをアップロードしている場所です。無料で扱えるものが多く、上手く利用する事で開発工数を大幅に削減する事や難しい対応を簡単に対応する事ができます。必要な機能が部品化されていないか調べて、社内で使えるように取り入れていくのが良いです。当初は「UiPath Go!」というサイトでしたが、現在は「UiPath Marketplace」になっています。社内で部品を扱う際は、セキュリティ的に問題ないか注意して、利用しましょう。

 

marketplace.uipath.com

 

UiPathコミュニティフォーラム

ユーザ同士で情報交換ができるフォーラムです。技術的な質問をする事や過去のQAを調べる事もできます。なにか困ったことがあれば、ここでまず検索してみるのが良いです。解決できなければその後、インターネットで検索して、それでも解決できなければ質問すると回答が貰えて解決できることもあります。フォーラムに質問しても分からないものはUiPath公式サイトから公式に問い合わせすると良いと思います。(有償のライセンスを購入している方はテクニカルサポートに問い合わせを行う事もできます)

UiPathユーザーのトレンドをホームの最新から情報収集するのにも私は活用しています。

 

forum.uipath.com

 

フォーラムから各製品ドキュメントに移動する事も可能であり、他にも様々なリンクがフォーラムに用意されています。フォーラムはお気に入りに登録しておく事をお勧めします。

UiPath CoE Automations

UiPath社のCoEが纏める自動化の百科事典です。英語のみとなりますが、どのような業務、システムのものをどれくらいの削減効果で自動化しているのかの大量の事例を見る事ができます。どこが自動化できるのかの視野を広げるのに良い情報です。

 

view.highspot.com

 

UiPath Friends

日本のユーザ有志によって運営される非営利の公式ユーザーコミュニティです。UiPathに関わる技術交流や勉強会のイベントを開催、参加する事ができるものです。様々な会社の人と情報交換していきたい方はメンバーになると良いと思います。サイトにはイベント情報がメインで掲載されています。UiPath Friendsのイベント動画や資料にも有益な情報がありますので、気になるものがないか見ておくのがお勧めです。「UiPathの仲間がほしい、、、」という方は是非登録してみて下さい。

 

uipath-friends.doorkeeper.jp

 

UiPath Today

UiPath社主催のオンラインセミナーです。事前参加登録が必要ですが、オンライン上で無料で見る事ができるセミナーです。気になる内容があれば視聴するのをお勧めします。リアルタイムで参加できなくても、大体アーカイブとして一定期間見れるようになっています。有料化が可能なサイト構成になっていますので、無料で公開されている間に見ておくのが良さそうです。しばらく経過すると見れなくなってしまう無料アーカイブもありますので、ご注意ください。

 

www.uipath.com

RPA BANK(2021年9月13日、RPA BANK はキーマンズネットに移管)

RPA全般のニュースを発信しているサイト。RPA業界がいまどのような状況になっているのか、他のRPA製品の動きやUiPathに関わる最新ニュースの情報を得る事ができます。全ての記事をみるには、無料会員登録が必要です。RPAのイベント情報も掲載されています。業界の動向を確認したり、推進のコツの情報を知ったりするのに役に立ちます。

 

rpa-bank.com

 

Twitter

TwitterでUiPath公式をフォローしておくと、最新情報が更新された際にツイートされるので便利です。下記のアカウントをまずフォローするのをお勧めします。そこからきっとフォローしたいアカウントが徐々に広がっていくと思います。

 

@UiPathJapan:UiPathの日本法人の公式Twitter

@UiPath:UiPath公式(英語)のTwitter

@UiPathFriends:UiPath FriendsのTwitter

UiPath インサイダープログラム

UiPathのインサイダー情報。主に製品リリース予定日やリリース内容や機能の確認をする事ができます。リリース前に製品アップデートの情報等知りたい方にお勧めです。(上級者向け)

 

www.uipath.com

 

UiPath公式 RPA用語集

RPAに関する用語集を公式が紹介してくれているところです。

www.uipath.com

 

Qiita

 プログラミング情報のナレッジコミュニティです。様々な解決方法が多くの方々によって投稿されております。UiPathで検索すると1000件を超える記事が出てきます。(2022年4月24日時点)
新しい情報にアクセスしたい方は検索画面の新着順の並び替え機能を活用しましょう。

かなり良い情報が纏まっている記事を下記に一部抜粋して紹介します。

 

〇UiPath Orchestrator導入から運用に役に立つドキュメントやGitHUBハンズオン、認証プロキシ、カスタムアクティビティ、Orchestrator構築についてのナレッジが記載されています。UiPath Japan MVPの方の記事です。

 

qiita.com

 

〇UiPathの学習方法を纏めている記事です。どんな学習方法があるのか探している方にお勧めです。こちらもUiPath Japan MVPの方の記事です。

qiita.com

 

 

 

 他にも有益なサイトが見つかりましたら、随時更新していきます。

 

 

私が纏めている他のUiPathナレッジ情報には下記記事から飛ぶ事ができます。参考になりそうなものがあれば、ここからアクセスしてみて下さい。

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

 

【RPA(UiPath)】知識(ナレッジ)まとめ

 

RPA(UiPath)の知識(ナレッジ)情報を纏めています。

私が纏めているUiPathの情報はここのリンク集から飛んでいって貰えたらと思います。

 

【目次】

 

 

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0.RPAの概要、仕組みについて

RPAの概要や仕組みについて、説明している記事です。RPAをそもそも知らない方や、どんな技術で構成されているか知りたい方はこちらの記事を参照下さい。

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

 

1.UiPathの情報取得(収集)先まとめ

UiPathの有益な情報が得られるサイトを纏めている記事です。UiPathを始める前に是非把握して頂きたいと思います。UiPath 公式サイトのホワイトペーパーには役に立つナレッジが多いため、ここだけでも把握した方が良いです。

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

 

 

2.UiPathのガバナンス構築まとめ

RPAのガバナンス(管理体制・内部統制)の構築方法について、説明している記事です。企業で統制を取りながらRPAを取り入れてく際に、どのように構築していけばよいかを説明しています。

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

3.RPA(UiPath)案件の進め方ナレッジ

RPA(UiPath)案件の進め方について、解説している記事です。これから始めようという方や、やってみたけど進め方が分からないという方向けの記事です。

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

 

4.UiPathのワークフローテンプレート(フレームワーク)まとめ

開発をする際に使用する初期テンプレート(フレームワーク)について、どのようなフレームワークが展開されているのか、導入をどのように行っていけばよいかについて纏めています。フレームワークを使ってXAMLを標準化していく事は非常に効果的なものなので、是非取り入れてほしいと思います。

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

 

 

5.UiPath マーケットプレイスのまとめ(各パーツの紹介は工事中)

マーケットプレイスに投稿されているものが一体どのような種類のものがあるかや​​、実際に扱ってみた評価結果を纏めています。

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

 

6.アクティビティの使い方(工事中)

バージョン毎に扱う事ができるアクティビティの種類や、数あるアクティビティをどのように扱っているのかが良いかを纏めていきます。(工事中)
UiPath公式の逆引きTIPS集がありますので、こちらを開発者の方が見れたり更新できるようにしておくようにすると良いと思います。

www.uipath.com

 

7.よく発生する課題や問題についての解決方法(FAQは更新中)

UiPathの開発と運用時によく発生する課題や問題をどのように解決していけば良いかを纏めています。調べ方が分からない、一人で解決ができない事が多い方はこちらの記事をみてください。

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

 

8.SE歴10年の私がRPA(UiPath)を始めて苦戦したこと

以下に私がRPAを始めて苦戦した10個の課題とそれをどうやって対応してきたかを纏めています。同じ課題で苦しむ人が少しでも減っていきますようにと思います。syachiku-inu.hatenablog.com

 

9.保守で困らないようにするために必要な情報と工数の考え方を徹底解説!

保守を行うためにどのような情報を残しておく必要があるのか​​、どんな粒度で作成するべきか考えている方が多いと思いますが、それぞれの情報が存在していると嬉しいことと存在していない事で起きる問題について、解説しています。情報をドキュメント化しない場合は、それが原因で起こり得るリスクを判断をして、必要な情報だけドキュメント化するようにできるようにするための参考情報になればと思います。 

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

10.UiPath Japan MVPプロ​​グラムについて

UiPath Japan MVP(Most Valuable Professional)を表賞する制度がUiPath Japanにあります。認定を受ける事でどのような特許があるのか、認定を受けるためにはどのようにすればよいのかについて、解説しています。

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

11.RPA導入のリスク(開発・実行編)

RPAを開発、実行を行う時に発生する可能性のある問題について、どのようなものが存在し、何を気を付けなくてはいけないかについて、解説しています。これからRPA開発をしようという方には、実施前に一読して大きな問題を起こさないように開発をして貰えればと思います。

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

12.UiPathの各バージョンと各アクティビティパッケージの解説

UiPathのバージョン、構成、アクティビティパッケージ扱いの概要と注意点を纏めています。ライセンスとの関係性についても説明しています。

 

qiita.com

 

13.障害対応のノウハウを知り、障害対応レベルをあげよう! 調査~対処編

障害対応(調査、分析、対処)のノウハウについて纏めています。自身の障害対応のレベルアップや誰かに障害対応方法を教える際に活用頂ければと思います。

 

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

14.RPAの推進組織 CoE(Center of Excellence)について徹底解説!

RPAを複数部署や全社展開していく際にとても重要となっていくる、部門横断的な中央組織であるCoE(Center of Excellence)についての概要と組織がいないとどうなってしまうのか、どうのように構築していけば良いか、失敗や成功のコツ、CoEの担当者に役に立つ情報について説明している記事です。推進に関わる人は是非ご参考にして頂ければと思います。

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

15.UiPathの発見製品とTask Captureの説明

UiPathの発見製品の概要とTask Captureについて、解説している記事です。Task Captureの利用を検討する際の、参考情報としてご利用下さい。

 

qiita.com

 

 

【番外編】【IT経験者向け】開発やリーダー業務を行う上で知っておくと役に立つ情報(ナレッジ)まとめ

プロジェクトの進め方やテストの観点等ITプロジェクトにおいて知っておくと良い知識やこれまで後進育成する際に、良い情報がないかインターネットを探してきて、見つかった良い情報を個人的に纏めているリンク集です。各フェーズ毎に纏めていますので、自身のスキルアップや後進育成の際の情報として利用頂くとよいと思います。

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

【未経験者向け】IT業界とは?調べたけどよく分からなかった方向けに解説

就職や転職をする際に、IT業界を候補に入れたいけど「ITってそもそも良くわからない」「調べたけどイメージが沸かない」という方向けに、IT業界についての説明と各職種ごとの仕事内容や、今後の動向について説明していきます。

 

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【目次】

 

ITってなに?

ITは「Information Technology(インフォメーション・テクノロジー)」の略で、日本語では「情報技術」と訳されます。情報技術とは情報に関するコンピュータなどの技術(の総評)に関した表現です。通信(情報を伝達する事)を含めて情報通信技術(Information and communication(s) technology)略してICTという表現も使用されています。

 

簡単に説明すると、コンピューター、インターネット、携帯電話、スマートフォン等が使う情報処理や通信に関する技術の事を指します。情報とは、文章、数値、電話の声、お金、画像、動画等の事です。スマートフォンは様々な情報技術に触れる事ができる優れた機器(ハードウェア)である事が分かると思います。そう考えてみると、現在私達の身の周りは、ITだらけの生活になっている事を実感しますよね!

身の周りに溢れているという事は、職業としての需要が高い事も意味しています。

 

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IT業界の分類

ITってなに?」で説明している通り、IT業界は多くの業種や職種が絡み合っており、技術やサービスが進化していくにつれて、業態がさらに複雑化してきています。現在一般的には、大きく下記4つの分野に分けられている事が多いです。

 

 1.機器(ハードウェア)

    2.機器の中身(ソフトウェア)

    3.情報処理サービス

 4.インターネット(Web)

 

ここからは上記分野別に、それぞれの内容について説明をしていきます。

 

1.機器(ハードウェア)

ハードウェアとは実体がある機器の事を指します。パソコン本体やマウス、サーバー(サービスを提供するコンピュータ)、電子回路、携帯電話本体の事です。この業界には機器を製造する大手メーカーや関連企業が含まれます。

 

これらのハードウェアを制御するシステムを開発する技術者を組み込みエンジニアと呼びます。近年IoT(※1)の発展によりエンジニアの需要が高まっています。ハードウェア業界だけの話ではないのですが、サーバー(※2)は今まで物理的に購入して構築するのが普通でしたが、近年はクラウドサービス(※3)を利用するのが主流になってきています。

 

代表的なものとしてAmazonが提供するAWS(Amazon Web Service)やMicrosoftが提供するAzureがあります。物理的なサーバーよりもセキュリティ面も強くなってきており、今後多くの企業がクラウドサーバーを扱うようになっていくと思われます。クラウドサーバーの構成方法を検討でき、構築できるレベルになると今後市場価値は高まっていくはずです。

 

※1 Internet of Thingsの略称。ものとInternetを繋ぐこと。遠く離れた所からエアコンを付けれたりするようにすることを指します。

 

※2 他のコンピュータに自身が持っている機能やサービス、データを提供するコンピュータの事。インターネットで検索すると検索結果が返ってくると思いますが、結果を返してきてくれているのが、サーバーです。 

 

※3 ネットワーク上に存在しているかのように、サーバーやパソコンを操作できるようにしているもの。実体は複数や特定拠点の物理サーバー容量を使用して構成されています。

 

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2.機器の中身(ソフトウェア)

ソフトウェアとはハードウェアを動かすための命令や処理手順をまとめたもの(プログラム)を指します。ソフトウェアは大きく分けて2つに分かれます。

 

システム全体を管理するソフトウェア(OS(オペレーションシステム))とOS上で動作する特定の目的や機能のために作成されるソフトウェア(アプリケーション)です。OSはPCでいうと「Windows」や「Mac」、スマートフォンでいうとiphoneのOS(iOS)やAndroidなどがあげられます。

 

ソフトウェア業界はこのようなOSやアプリケーションを扱う業界です。プログラムをプログラム言語(htmlやJava)を用いて作成を専門で行うプログラマーとプログラミング含めてシステム開発に統合的に関わるシステムエンジニアという職種があります。

 

プログラマーは非常に重要な職種ですが、日本ではプログラマーよりもシステムエンジニア(リーダー)の方が待遇が良い傾向があります。プログラミング言語は年々、過去の言語よりも簡単に開発を可能とする言語が登場してきていますが、1つの言語を扱えるようになると応用が利くため、まずはなにか一つの言語を経験して技術に特化させていくかマネジメントよりに 方向転換するか決めていくのが良いと思います。システムエンジニアの中にはプログラミングはできないけど、案件推進はできるという人は多く存在しますので、無理に経験する必要はないですが経験しておく事で作業時間の見積もりを正確に行う事ができたり、相手が出してきた見積もりの妥当性を判断する事もできるので、学んでおくことをお勧めします。

 

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3.情報処理サービス

情報処理サービスはシステムインテグレータ(SI)とも呼ばれ、企業に情報システム(情報の処理や伝達を行うシステム)の導入を行う際に必要となる「企画・設計・構築・導入・保守(管理)」などの全てのサービスを提供します。

 

具体的には企業の課題を分析し、システムの企画・立案を実施します。その際に必要となるプログラム言語やソフトウェアやハードウェアの選定をして企業への導入も行うため、最新技術の情報や幅広い知識が求められます。

 

近年では競合企業に対する戦略も視野に入れたITコンサルタントという業種も存在しております。新しい技術の特化しているSAP(※1)コンサルタントRPA(※2)コンサルタントという職種も出てきており市場価値が高い職業となっています。

 

※1 SAPとはドイツに本社を置くERP(Enterprise Resource Planning)と呼ばれるパッケージソフトです。ERPは企業内の人、もの、金、情報といった資源を会社全体で管理及び活用するために使われます。規模が大きい会社ではどこの会社でも必要なものであり、1から構築を行うと膨大な期間や費用が掛かるのですが、これをパッケージとして利用する事で、必要な個所のみカスタマイズすれば導入できるのが利点で、多くの日本企業でも取り入れられています。

 

※2 RPA(Robotic Process Automation)はデスクワーク(Excelやメール等のアプリケーションを扱う作業)の自動化を行うことができる概念の事です。イメージ認識やプログラム認識機能を利用し、人が行っている操作を自動化する事ができます。RPAの詳細は下記記事に記載しているので、より詳しく知りたい方はこちらを参照ください。

 

syachiku-inu.hatenablog.com

 

 


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4.インターネット(Web)

インターネット業界はインターネットを利用した様々なサービスを提供しています。Webサイト制作、インターネット広告、ネットワーク構築など企業向けにサービスを行う企業とSNSやショッピングサイトなどの個人向けサービスを提供している企業に分かれています。

 

インターネットを使ったサービスは多種多様にあり、考えれば新しいサービスを生み出す事も可能です。近年ではUber eatsやメルカリなどがあげられます。Webのデザイン、開発を行うWebデザイナーや記事を作成するライターもこちらの業界にあてはまります。需要が高く個人で作業を請け負う事もできるため、フリーランスや副業で人気の職種です。

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職場の雰囲気

数々の職場を経験してきた経験上の話ですが、IT業界には様々な人種や性格、性別の人が他の職種よりも入り乱れて構成されていると感じます。人によって働き方への考え方や知識、得意分野がばらばらです。会社や職場で雰囲気が全く違うため、一番初めに配属された職場が自分に合わない場合、すぐ会社を辞めるのでなく上司や派遣元に相談して場所を変えてもらう事も良いと思います。リーダーは様々なタイプの人の事を理解し、取りまとめを行う難易度の高いコミュニケーション能力が求められます。

 

IT業界に向いている人

フリーランスレベルの個人で仕事を行うものではない場合、基本的にはチームプレイで仕事を行う事になるので、チームで協力して目標を達成する事が好きな人に向いています。また、上記までで説明してきた通り、IT技術は日々進化していくものであるため、その度に新しい知識を学習していかなければなりません。学生時代に勉強が嫌いだったりや苦手だったりする人も仕事をしていくうちに学ぶ事が楽しくなり、学習していく人もいますが学ぶ事に拒否反応がない人が向いています。

 

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まとめ

ここまでの内容をみると、ハードルが高い業界だと感じる方もいるかもしれません。しかし実際は、新しい知識を学習せずとも、人を上手く使って仕事をこなす人やのんびりしている人も多くいます。そのため、自分にあった企業や職場に出会う事ができたり、自分なりの働き方を構築する事が出来れたりすれば、楽しく仕事をしていく事ができると思います。昔は残業が多く大変というイメージがありましたが、働き方改革の影響もあり、徐々に改善されてきています。会社を決める基準にワークライフバランスを重視する場合は、平均残業時間が少ない会社を選ぶと良いと思います。

 

如何でしたでしょうか。力が身に付くまでは大変かもしれませんが、やりがいがあり将来的に自由な働き方を選択する事も可能となるIT業界は一押しの業界です!企業の説明会に参加するとまたイメージが膨らむと思いますので、悩んでいる場合一歩踏み出してみては如何でしょうか!

 

基本無料で使えるマーケティングリサーチに役立つ情報源まとめ

 

現在や未来の市場 トレンドを調査するために、基本無料で使える役に立つ情報源を纏めました。ブログで書いていく内容の方向性を決めたり、ビジネス等の調査や分析や資料作り時に引用する際に役立つと思います。

 

 

 

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野村総合研究所 未来年表 2020-2100

野村総合研究所が今後2020年から2100年まで予定されている出来事を「政治・社会」「経済・産業」「国際」の軸で整理して、年表にしている情報となります。

日本が今後どうなっていくのか、世界的に今後どのようなイベントがあるのかを年表で知る事ができます。ドローンとスマートスピーカーの普及率が印象的な情報でした。

 

www.nri.com

 

Googleキーワードプランナー

Google広告を出稿した際の、広告のクリック数、表示回数、費用、クリック数、平均クリック数(推奨入札単価)などの詳しい見込み数値(予測データ)を簡単に出す事ができます。どのようなキーワードで現在検索されているのかを調べる事ができ、競合性や流行キーワードを調べる事もできます。地域毎に調べる事も可能であるため、どの地域でどんな事が流行っているのか調査する事ができます。使用するためには会員登録が必要となります。有料と無料コンテンツがあるので、利用についてはご注意ください。

 

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政府統計の総合窓口(e-Start)

総務省統計局が各府省の統計データをまとめています。日本の様々な統計データを分野毎、地域毎に分析する事ができ市場分析に大変役立ちます。

 

www.e-stat.go.jp

 

総務省 情報通信統計データベース(情報通信白書)

総務省が情報通信の分野における産業の現況や政策の動向などを取りまとめて年次で刊行している文書。ICT(情報通信技術)とデジタル経済について、どのように進化してきたか、今後なにが必要なのかが纏められており、国としてどのような対策を取っていこうとしているかを把握するのに役に立つものです。

 

www.soumu.go.jp

 

おすすめの情報源(リンク集)  |調査のチカラ

インターネット上に公開されている調査データ情報を集約したサイトです。調査したい内容が纏められているところがないか、調べるのに便利です。

chosa.itmedia.co.jp

 

 

 

Google トレンド

当日とリアルタイムの急上昇ワードを調べる事ができるサイトです。いま流行っているものは何かを調べるのに便利なものです。

trends.google.co.jp

 

過去5年分のトレンド情報を参照できるサイトです。

何が流行っていたのか過去を振り返るのに便利なものです。

trends.google.co.jp

 

 ガートナーの記事

ガートナーはIT分野を中心とした調査や助言を行う企業です。様々なデータや情報を分析し、確かな知見と戦略的アドバイスを無料で公開しています。

www.gartner.com

 

 

【RPA初心者必見!】RPAってなに?どうしたら扱えるようになるの?

現在私はRPAの仕事をメインでやっていますが、その中で自分が感じた事や未経験者と仕事をして気づいた事も交えながら、RPAの仕組みや概要、必要な知識や勉強方法について書いていこうと思います。

 

【目次】

 

RPAとは

RPAとは「Robotic Process Automation」の略であり、日本語に置き換えると「ロボットがパソコンの操作を覚えて、自動でやってくれるもの」です。似たようなものでVB(Visual Basic)やExcelのマクロというものがありましたが、よく何が違うのか聞かれる事が多いので、ここの違いについてからまずは説明していこうと思います。

 

VBExcelマクロは主にMicrosoft Officeドキュメント内の処理をプログラミング言語を扱い開発する事によって、自動化する事ができるものに特化しているものです。

 

RPAはプログラミング言語レベルの知識を習得しなくても、プログラミング言語を扱ってできる範囲の処理に加え、今まで人が行っていた画像認識や条件分岐(このメッセージが出力されたら、このボタンを押す等)をより簡易的な開発方法で利用できる技術や概念の事です。(プログラミング的思考の能力は必要となります)

 

RPAで対応できる操作対象領域はRPAのツールにもよりますが、インターネットで検索しているときに使用しているツール(ブラウザ)やWIndows上の画面操作、将棋アプリ等の操作のほぼ全ての操作を人と同じように動かす事ができるものとなっています。

 

年々精度も上がってきており、今後は人工知能(AI)との連携も本格的に予定されているため、かなり複雑な処理以外はRPAとAIを組み合わせる事により自動化できてしまう未来がくると思われます。(処理が複雑な場合は開発にも時間が掛かるので、RPA化しない方がよいものもあります)

 

RPAとAIとの違いについてですが、RPAは作成したルール通りに動作するもので、AIは人の頭脳のように知識や経験から判断を行う事ができる自動化技術の違いがあります。決まった作業をRPAで実装し、複雑な判断が必要な個所をAIに任せて処理をさせる事で人と同じように処理を行う事が可能となります。

 

ここまで紹介している情報だとかなり万能であるツールのように見えてしまいますが、現状まだ不得意な部分もあるので、RPAを取り入れる部分とその他のシステムで開発していく部分の区分けをしっかりできる事がとても重要となってきます。

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RPAの仕組み(構成)

RPAはどんな技術を組み合わせてできているのだろうか?が気になったので調べてみたのですが、下記のような技術を組み合わせて作られているようです。無料で利用する事ができるオープンソースでRPAを作れる本やサイトも探せば見つかるので、自身でRPA自体を作れるようになりたいという方は少し開発してみると良いかも知れません。

 

1.マウスやキーボート操作のエミュレーション(模倣操作)

パソコンのOSごとにマウスやキーボートから操作可能とする仕組みであるAPI(アプリケーションプログラミンングインターフェース)というのものを持っています。こちらのAPIのプログラムを呼び出して人が操作した事と同じことを実現可能としています。この機能だけの開発だと操作対象(ボタン等)が少しずれただけで正常に動作できなくなります。

 

2.画面要素分析(プログラム)認識、UI Automation

操作対象であるUI要素(ウインドウやボタン等人とパソコンを繋ぐユーザインターフェース)をプログラム解析で識別して、特定する機能です。正確性がありスピードも速いですが、少しでもプログラムの内容が変更になった際に、識別できなくなってしまうため要素の指定をする際には、ワイルドカードを利用する等工夫が必要となります。

 

UI AutomationはWindows/.NET Frameworkのライブラリで、Windows画面を構成する要素の親子関係やプロパティ情報を取り出す事ができるものです。こちらの機能を使った画面要素を解析する事を画面スクレイピングと呼びます。

 

3.画像認識

これは画面の情報を画像としてとらえて、指定した画像と一致する場所を画面上から探して、位置や内容を特定するものです。画像認識はAI技術の発達により、精度が上がってきていますが、100%の精度を出す事はできないため注意が必要です。分析するために「2.画面要素分析」よりも処理速度も遅くなります。

 

4.特定アプリの利用

既に標準機能として備わっているアプリの機能を呼び出し、処理させるものです。元々存在しているものであるため、正確性や処理速度も速いRPA内部の処理に多く組み込まれていると思われます。

 

RPAの弱点、苦手分野

現時点でのRPAの弱点としては、RPAが利用しているアプリやOSのバージョンアップがある際に、画像やプログラムを認識する事ができなくなり、異常終了や誤操作をしてしまう事がある事です。(操作対象のプログラムコードや特定方法が変わる時があるためです)

 

ポップアップが一つ多く出るようなっただけでも人間はその場で、調べて対応すればよいですが、RPAはその変更部分を開発に取り込まないと処理を進ませる事ができなくなってしまいます。

 

そのためRPAは止まるものという考えで基本的に、復旧を行うまで止まっても問題がない業務に対して、取り入れていくのが推奨とされています。あまりにも頻繁に処理対象アプリの内容が変わるものには、都度保守対応が必要となるため向いていません。

 

今後、仮想化やRPAが更にバージョンアップされたりRPAが誤操作しないようにアプリ側でRPAの処理に関わる部分は頻繁に更新されないようにする等対応していく事で、上記問題の発生頻度を抑えていく事が可能になっていくかも知れません。

 

RPAの構成に関して、エンジニアの方は下記クレスコさんの記事が私の記事より分かり易くお勧めです。

www.cresco.co.jp

 

Qiitaの方でもより詳しい内容が説明されている記事が存在します。

qiita.com

 

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RPAの学習方法

RPAの学習方法について、記載していきます。

RPAはVBAやマクロと違い、画面上でマウスを動かし比較的簡単に開発を行っていくツールが多いですが、ITの基本的な知識を持っていないと、中々上手く作れなかったり、作った後に不具合が発生してしまったりしてしまいます。

 

私自身の経験とIT未経験の人に対して指導してきて、必要だと感じた知識は下記となります。

 

【開発に必須な知識】

フローチャートを考えられる、作成できること

フローチャートとは処理の流れを箱や矢印を使って図で表す事です。自動化を行う対象の処理をどのような順番やパターンで処理していくか考えるために必要な知識となります。

 

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●変数や引数について、理解していること

簡単に説明すると変数は自由に好きな値をセットできる箱。(数学でいうとXとか)引数は他のプログラムに渡す変数の事です。開発をしていく上でどの型(文字専用や数字専用)を扱うべきか、初期化する必要があるか等考えるために必要な知識となります。

 

 

●テーブル(データベース)について、理解していること

 複数項目や複数行のデータを処理したりするために必要な知識となります。エクセルのテーブル機能を理解できているレベルでまずは問題ないかと思います。データベース(複数テーブルが集合しているデータ)に接続してデータの参照や更新を行う事もできるので、そのようなRPAを開発するする際はデータベースの基礎知識も必要となります。

 

●テストケースの洗い出し方や実施方法について、理解していること 

RPAのテストはどこまでのレベルで実施すればよいか、決めるのは中々難しいですが、開発者のテストに関する知識が高ければ高いほど動作確認時点でケースを多く消化する事ができ、全体の作業時間削減に大きく左右されます。

 

上記の知識があれば、あとは開発対象のRPAのガイドを見ながら分からないことがあればインターネットで調べる事で、開発を進める事ができると思います。しかし、思い通りに上手く動作しない場合は、調べる力や情報の理解力(IT基礎知識)、パソコンやネットワークの仕組みを理解していればいるほど対応力に差は出てきます。こういった分からない事が起きた場合にどうすれば良いかは別の記事で詳細纏めているので、下記を参照頂ければと思います。

syachiku-inu.hatenablog.com

 

 

UiPathというRPAがフローチャートを作成して、開発を行っていくものですが、無料でオンライン教育を受講する事ができるアカデミーが結構優秀で必要な知識の勉強を行いつつ、アカデミーの中で簡易的なロボを作る事ができるので、イメージをつけるのに良いと思います。(2019年11月末に4時間で概要を理解できるコースが新しく追加されており、かなり分かりやすく経験者の方にもお勧めです)

 

【UiPath アカデミー】

www.uipath.com

 

SEの方で上記の知識を既にお持ちの方は、開発対象のRPAツールで実現できる事、実現できない事を明確にするために、とりあえず1つ作ってみるのをお勧めします。

 

RPAツールの種類

RPAツールはいまや世の中に多くの企業が作り出し、たくさん種類が存在しています。サーバー型やデスクトップ型、全ての機能が有料のものから、条件次第では無料で使えるものや全て無料のものまで幅広く存在してあります。企業での導入を考えられている方は、RPAの情報を多く発信している「RPA BANK」というサイトのツール紹介の中からまず選定してみるのをお勧めします。世界で高いシェアを持つ3大RPA「Automation Anywhere、UiPath、blueprism」や日本で一番有名な「WinActor」について、分かりやすく説明されています。 RPAの開発種類はテンプレート型と開発型の2つに分かれています。テンプレート型は用意されている部品を使って簡易的に開発できるものです。もう一つは開発型です。こちらはVBに近い感覚で開発を行うものです。後者の方はプログラミング知識がないと開発が難しいため、扱う予定の人も考慮して選定する事が重要です。

 

rpa-bank.com

 

 RPAの今後

RPAは2019年頃に幻滅期(過度な期待から期待が下がる)時期に突入していると言われています。しかし2020年以降は幻滅期からRPAで出来る事を世の中が理解し利用していく時期に入っていくと思います。WindowsのOSを提供しているマイクロソフトが2020年4月からRPAツール「Power Automate」の提供が始まる事からRPAはより世間一般的なものとして浸透されていくでしょう。RPAは手段であり、目的ではないため、適した業務に適用する事で大きな効果を出す事ができます。なんでもかんでもRPAにしようとするのは様々なリスクが出てくるため要注意です。RPAを導入する前に業務手順やフローを見直す事によって、効率化できないか検討して対応された後の最適化された業務にRPA導入をするのが推奨です。

 

 

まとめ

RPAとAIの利用は今後システムエンジニアの人だけではなく、オフィスワーカーや学生の人達も利用していくように広がっていくのではないかと思います。特定のサイトから特定の情報を数100回繰り返して取得するレベルのものであれば、容易に作る事ができるため、「何回かやり直す事ができるもので繰り返す系の単純作業はRPAを使ってやろう」と現在のエクセルの関数のように各自で作成して使う時代がやってくるかもしれません。

  

RPAによる操作を禁止しているサイトもありますので、外部サイトやシステムにRPA導入を検討する場合は、各利用規約を必ず確認するようにしてください。

 

RPAとは?や進め方を政府が纏めている情報があり、全体像を掴むのに役に立つ立ちます。下記にリンクを貼っておきます。


【政府CIOポータル 「RPA 導入実践ガイドブック」】

https://cio.go.jp/sites/default/files/uploads/documents/RPA-dounyu-jissen-guide_20210330.pdf

総務省自治体におけるRPA導入ガイドブック」】
自治体におけるRPA導入ガイドブック (soumu.go.jp)